コーチングを受けたい人に必ず知って欲しいコーチの選び方
coach4pmの運営スタッフはみんな、2週間に1度のコーチングを受けながら、日々Web系の制作開発案件のプロジェクトマネージャーやWebディレクターとして活動しています。
そんな私たちが考えるコーチの選び方をまとめてみました。
目次
- そもそも、コーチングとは
- コーチングを受けるメリット
- コーチングって何するの?
- コーチングの実態
- こんな人にオススメ
- コーチングのテーマ例
- コーチングの実際の様子
- それでは本題、コーチの選び方
- コーチングの費用は高い?
- コーチ選定から契約までの流れ
- coach4pmに寄せられるよくある質問
1.そもそも、コーチングとは
コーチングとは、専門のトレーニングを受けたコーチとの定期的なミーティングを通じて、プロジェクト目標の再確認や、目標達成に必要なリソースの洗い出し、最優先して解決しなければならない課題の抽出などを行いながら、目標達成までのスピードを早めていく手法です。
国内ではYahoo!やソニーなどが管理職向けの外部のプロコーチを導入したり、海外ではリーダー育成で有名なGE(ゼネラル・エレクトリック)がコーチングを重視したマネジメントを実践したりと、コーチングが企業の人材開発に取り入れられる事例が増えています。
2.コーチングを受けるメリット
コーチングを受けることでPDCAのスピードが高速になり、結果的に目標達成に早く近づけるようになります。 特に自分自身の「リーダーとしての行動」そのものに対するPDCAができるようになるのがポイントです。
ビジネスのアウトプットに対するPDCA(たとえばWebサイトのABテストなど)はうまくできていても、プロジェクトメンバーへの接し方や問題解決の方針など、自分自身の「やり方」のPDCAができている人はどれだけいるでしょうか?
自分のポリシーを持つことも重要ですが、リーダーとして成長するには自分自身の行動そのものにPDCAを回す必要があります。しかし、自分自身の行動やプロセスを客観的に振り返るのは難しいものです。コーチングは、そうした行動・プロセスを客観視し、よりよいリーダーとしての行動ができるようPDCAを回す手助けになります。
3.コーチングって何するの?
プロコーチとのミーティングの中で、日々の活動の振り返りと、次にやるべきことの明確化を行います。月に2回、1回約60分程度のプランが一般的です。
コーチはクライアントが持っている課題に対して「戦略的に」質問し、物事に対しての新しい視点を持つための気づきを提供します。人は、質問に対して答えようとすることで初めてその部分についての自分の考えを整理し、言語化することができるのです。
曖昧な部分があると相手にわかりやすく説明することができません。質問への回答を考える過程で、これまで「わかったつもり」になっていたことの中の「わかっていなかった部分」や「本当はこう思っていたのかもしれないという部分」に気づくのです。そのとき、新たな選択肢や解決しなければいけない課題が認識でき、次に起こすべき行動が明確になります。
また、対話の中ではオートクライン(autocrine)効果が生まれます。オートクライン効果とは、自分で話した言葉が相手に伝わると同時に、自分自身でも聞くことにより自身が話した言葉を再解釈し、新しい気づきが生まれたり考えがまとまったりすることを言います。
ポイントは、コーチングは何かを教えてもらうものではないということです。ある特定の方法論を教えてもらうコンサルティングやティーチングとは異なり、コーチは原則として聞き役に徹します。自分が既に持っているもの(知識や経験)を体系立てて整理し、自ら考え、答えを探し、実行することをサポートしてくれるパートナーなのです。
4.コーチングの実態
コーチングの導入が特に進んでいると言われる英国では、コーチングの導入事例がある、また今後導入の予定があるという企業が89%と、標準的な人材開発手法になっています(リーダーシップ・マネジメント研究所/ILMの調査による) 。
国内では、リクルートマネジメントソリューションズの組織行動研究所がコーチングに関するリサーチ をしています。その調査によると、コーチングを受けた経験のある管理職(課長以上)のうち、90.3%がコーチングが役に立ったと回答しています。
一方で残りの9.7%の「役に立ったコーチングを受けたことがない」という回答では、「日本のコーチは、客観性がないから受けたくない」「プロのコーチは必要だが、業務の実態を理解しているコーチは少ない」など、コーチングの重要性は認めつつも、コーチの質に問題があるという意見が目立ちました。
ここからも、コーチ選定の重要性がみてとれます。
5.こんな人にオススメ
前述のとおり、コーチングは何かを教えてくれるものではなく、自分の持っているものを最大限活用するためのパートナーです。ですから、知識や経験が未熟な人がコーチングを受けても、引き出しが少なく効果を感じられません。
業界知識と実務経験を兼ね備えているけれども、それでもプロジェクトが円滑に進められないケースでの受講が非常に効果を発揮します。具体的には以下のような人です。
- プロジェクトマネージャー、プロデューサー、ディレクター、マーケター、プランナーなどでリーダー的なポジションにいる
- 業界経験は十分に積んできたが、まだまだ担当プロジェクトにはたくさんの課題がある
- 知識は書籍やWeb上で収集できているはずなのに、現場に活かしきれていない
- メンバーがなかなか思うような動きをしてくれない
6.コーチングのテーマ例
コーチングでは、担当プロジェクトを目標達成に近づけるために欠けているものをテーマに設定するとよいでしょう。例えば、以下のようなテーマが最適です。
- ビジョンメイキング
- プロジェクトマネジメント全般
- タイムマネジメント
- リーダーシップ開発
- チームビルティング
- モチベーションマネジメント
- アンガーマネジメント
7.コーチングの実際の様子
(ア)場所、時間、頻度
コーチングはSkype等のオンラインで行われることが一般的です。1回あたりの時間は40分~80分程度です。
(イ)当日の流れ
あらかじめ設定した時間になったら、コーチングを開始します。前回のコーチングからその日までの行動の振り返り、このセッションで解決したい課題などを明確にして、それについて話を進めましょう。
(ウ)私がコーチングを受けて感じた効果
私自身は「プロマネ」というボジションにいますが、プロマネの判断や行動でプロジェクトの成否が大きく左右されるとても重要なポジションです。プロマネの判断や行動がブレてしまうと、プロジェクト全体が右往左往してしまいます。
それにも関わらず、プロマネという立場は依頼者とメンバーの板挟みになりがちで、これではいけないと思いながらもブレてしまいがちです。問題を整理したいと思っても、相談する人がまわりにいないケースが多いのではないでしょうか。
まさに私はそんな状況に陥っていたのですが、試しに受けてみたコーチングを通じて、そんなときに客観的視点と、自分の行動にドライブをかけるモチベーションを得られました。
プロジェクトの目標達成という自分の責任を全うするために、コーチングに少しの費用を投資するというのはすごく費用対効果がいいのではと思います。誰にも言えない課題を、確実に守秘義務の守られた環境で話せる場というのも、なかなかないですしね。
8.それでは本題、コーチの選び方
(ア)ビジネスにフォーカスしているか
この記事の読者の方は、おそらくビジネスにおける目標達成や課題解決をしたいと考えられているのではないかと思います。
実はビジネスにフォーカスしたコーチングサービスを提供している会社は少数で、多くはより個人の自己実現等にフォーカスを当てています。いわゆる「ライフコーチング」というサービスがそれです。そういった会社は、自己実現には寄与するかもしれませんが、直面しているプロジェクトの目標達成や課題解決に活用するのは難しいです。
ビジネスにコーチングを活かしたいなら、自分が属する業界での経験があり、組織論やプロジェクトマネジメント等に精通しているかどうかを確認しましょう。
(イ)個人で行っているか、法人として提供しているか
コーチの大半は、副業として個人事業(あるいは個人事業主登録すらしていない人も)で提供しています。しかしやはり、日々のコーチとしてのトレーニングが足りなかったり、コーチ個人のスタンスに大きく依存してしまったりとあまりお勧めできません。
できれば、法人としてサービス提供を行っているものを選ぶと、最新の技術をしっかりと学んでいたり、日々トレーニングを積んでいたり、受講者数も多くコーチングの実績が多かったりと信頼性が高いです。
(ウ)コーチの資格
次に、コーチの資格を確認しましょう。コーチングは、民間資格が乱立していて、簡単な講習を受けるだけで取得できてしまうものから、数千時間の実務経験を得ないと取得できない資格まで千差万別です。また、一度取得すればよい資格と、定期的に能力試験をして更新しなければ資格が維持できないものもあります。
コーチの保有資格はコーチを選ぶ上でのひとつの基準となりますので、十分にコーチの質を評価していると思われる代表的な資格をご紹介します。以下の3つの団体が認定する資格は、コーチング資格の中ではかなり難易度が高く、多くの訓練時間が必要な資格です。もちろん、資格を有しているからといって良いコーチであるとは限りませんが、ひとつの指標にはなるでしょう。
- International Coach Federation(ICF)国際コーチ連盟が認定するもの
- アソシエート認定コーチ(ACC)
- プロフェッショナル認定コーチ(PCC)
- マスター認定コーチ(MCC)
- 生涯学習開発財団(株式会社コーチ・エィ)が認定するもの
- (一財)生涯学習開発財団認定コーチ
- (一財)生涯学習開発財団認定プロフェッショナル・コーチ
- (一財)生涯学習開発財団認定マスター・コーチ
- CTIジャパンが認定するもの
- CPCC(Certified Professional Co-Active Coach)
(エ)コーチのビジネスマンとしての経験
コーチの資質として「コーチングに関する学習とトレーニングを積んでいる≒コーチングの資格を持っていること」は必要条件であり、十分条件ではありません。ビジネスの第一線で活躍してきた人が、コーチングスキルを身に付けることでより的確に目標達成に導けるというものであり、ビジネスマンとしての経験が浅い人はコーチとしての資質が十分とは言えないでしょう。最低でも20年はビジネスマンとしての経験があり、うち5年程度は管理職としての経験があった上でコーチになった人を選ぶとよいでしょう。
9.コーチングの費用は高い?
コーチングの費用は、1時間あたり10,000円~30,000円程度が相場です。
月2回継続で受講しようとすれば、毎月20,000円~60,000円、年間にすると24万円~72万円と、個人で支払う費用としてはちょっとお高めではあります。キャリアアップや目標達成のための他のソリューションと比較してみましょう。
- MBA
- 2年間で約400万円
- 英会話
- ベル○ッツのビジネス英会話の参考プランとして、マンツーマンレッスン51,300/月×12ヶ月=61万5,600円
- 宣伝会議の講座
- 10回程度の講座で約10万円
- PMP取得
- 認定講座と受験費用等をあわせて約20万円
こうしてみると、本気で目標達成をするためのソリューションとしてはそこまで高いものではないのかもしれません。ただ、コーチングの場合は具体的に得られるものが体験してみないとわかりにくいので、なかなか取り組むまでに心理的障壁が高いのが事実です。まずは軽い気持ちで構いませんので、無料で体験できるコーチングを受講してみてはいかがでしょうか?
10.コーチ選定から契約までの流れ
(ア)コーチングサービスを提供している会社を選ぶ
コーチングサービスを提供している会社の多くは、初めての方向けに無料体験を行っています。中には最初から有料の会社もありますが、まずは無料体験を行っている会社を選ぶことをお勧めします。
残念ながら、質の低いコーチも少なくないため、最初からお金を払ってしまうのは少しリスクが大きいです。
また、マンツーマンのコミュニケーションを行う上で、「コーチの質」以外に「相性」というのも意識する必要があります。複数のコーチを検討する上で、検討段階から毎回費用を払っているとかなりの出費になってしまう可能性もあります。まずは気軽に体験できる無料セッションを提供している会社を選んでみましょう。対面でもSkypeでも構いません。
(イ)無料体験を予約する
会社を決めたら、まずは申込みです。
あらかじめ候補日時を複数決めてから申し込むとスムーズです。
(ウ)予約日時までに、解決したい課題を整理しておく
無料体験をより価値のあるものにするために、予約日時までに、達成したい目標や、解決したい課題を見直しておきましょう。コーチングは「課題を解決して目標達成するためのもの」です。達成したい目標や解決したい課題が不明確だと、コーチングで気づきを得ることはできません。
(エ)無料体験を受ける
予約した日時になったら、いよいよ体験セッションです。
コーチとの相性や、コーチのスキルをよく見るようにしましょう。体験セッションで、目標達成に向けた何かしらの気づきが得られないようであれば、そのコーチとの正式な契約は見送ることをお勧めします。
「コーチングは成果が出るまで長期間かかるので、1回で成果を感じることは難しいですよ。」
ということを言われてそのまま契約に進んでしまう方がいます。
確かに、「目標達成」という成果が出るには長い時間がかかるケースもありますが、目標達成のために必要な小さなステップに分解して、「今」やるべきことを明確にするのがコーチングの役割です。
ですから、1回の体験セッションで小さくても具体的な行動変容を得られたかどうかという観点で、コーチを判断するとよいでしょう。
(オ)コースを決めて正式に申込を行う
目標達成へのイメージが湧いたら、頻度や形式(対面、Skype等)を決めて正式に申込を行いましょう。オススメは、月に2回程度、Skypeでのセッションです。Skypeに慣れていないとどうしても気遅れしてしまうのですが、慣れてしまえばパソコンと通信環境さえあればどこでも受講できるので、忙しいビジネスマンでも継続して受講しやすいです。1週間に1回ですと、毎セッションで決めた目標達成するのには少し短く、1ヶ月ですと長すぎて目標達成までのスピード感が得られないので、月2回がオススメです。
coach4pmに寄せられるよくある質問
当社が提供しているプロジェクトマネージャー向けのコーチングプログラムによくお問合せいただく内容をご紹介します。
※あくまで、coach4pmが提供するコーチングに関する内容です。他社のコーチングサービスでは異なる場合がありますのでご注意ください。
Q.社費での受講を考えています。コーチングで話した内容は上司に報告されますか?
コーチングは利害関係のない専門家と守秘義務の担保された状態で行うことに意味があります。
ですから、原則として、コーチングセッションで話した内容は上司に報告しません。
会社の方針により上司にコーチングセッションの内容を報告する必要がある場合は、受講者ご自身で報告していただきます。
但し、あらかじめ上司、本人、当社の間で報告内容を合意している場合に限り、その部分については当社から上司にコーチングの内容をご報告させていただきます。
許可なく報告することはありませんのでご安心ください。
おわりに
私たちがいつも肌で感じていることは、良いコーチとの出会いはビジネスパーソンとしての自分の価値を大きく高めてくれるということです。
色々なコーチと話してみて、自分に合ったコーチと出会えるといいですね!
このプロマネ好きかも!と思わせる、プロジェクトメンバーに喜ばれる差し入れお菓子13選
こんにちは!編集部のジェシカです。
突然ですが、仕事中に差し入れをもらったことはありますか?
疲労がピークになった時、リーダーからちょっとしたお菓子をもらえたら「この人、いい人だなー」と思いませんでしたか?
(相手が異性だと、ちょっと意識したりなんかしてw)
これ、プロジェクトマネージャーにとっては、人気を高めるチャンスです!
食べ物をシェアすると、幸福感を増す「オキシトシン」というホルモンが分泌され、心の距離が縮まるということが、ドイツのMax Planck Instituteが行った研究で明らかになっています。
(参考)彼と食べ物をシェアするともっと仲良くなれる―研究結果|「マイナビウーマン」
さらにお菓子を一緒に食べる時間ができると、好意を持たれるだけでなく、「そういえば・・・」とプロマネに普段言えなかった考えを打ち明けてもらえるタイミングになるかもしれません。
そこで今回は、プロジェクトメンバーに差し入れしたい、コンビニで買えるお菓子をご紹介します。
独断と偏見で、以下を基準に選出させていただきました♪
- 個包装になっている → 配りやすい!
- 手を汚さず食べられる → キーボードや資料を汚さない!
- 万人が好みそうなもの → 「これ苦手で・・・」と拒否されない!
チョコレート系のおすすめ
チョコに含まれるカカオは、疲れた脳を回復する効果があるとされています。
脳を元気にして、引き続きバリバリプロジェクトを進めましょう!
■明治スティックパックチョコレート
10枚入りで、ミルクチョコやブラックチョコなど数種類販売されています。
お安くたくさんの人に配れるので、お財布も痛くありません。
ミルクチョコレートスティックパック 10枚|商品情報|株式会社 明治
■チロルチョコ
コーヒーヌガー味が主流でしたが、今はたくさんの味が発売されています。
レジ脇に置いてある新商品の中には、味が想像できないものも少なくないですよね。
ちなみに私のおすすめは「きなこもち」です!
■ブラックサンダー
ココアクッキーとビスケットにチョコレートがコーティングされていて食べ応えがあり、空腹感も満たされます。外袋からは想像し難いおいしさです。
■チョコパイ
バニラクリームをサンドしたソフトなケーキにチョコレートがコーティングされた、口溶けのよいパイ。
箱買い(6個入)もできますが、最近では、個売りもされて買いやすくなりました。
■メルティキッス
冬期限定で発売される、雪のような、なめらかな口溶けを再現したキューブ型チョコ。
毎年新商品が出されていて、「新しく出たよ」なんて会話が弾みそう。
おせんべい・おかき系のおすすめ
カロリーが低くヘルシーで、食べても罪悪感が薄い気がするおせんべい。
おせんべいのようにあごを動かして食べる食べ物は脳を活性させると言われており、さらに塩は体の疲労に効果的です。バリバリ食べて、脳と体をリフレッシュ!
おせんべいは個包装されているものが多いので、ばらまきやすいですよね。
■ソフトサラダ
その名のとおり、ソフトな食感で少ししょっぱい、おせんべい。とってもシンプルなのにおいしいですよね!
ソフトサラダは、昭和30年代の半ば、サラダ油をからめて塩をまぶして作られました。当時の日本は高度成長期を迎えた頃で、純日本風の「塩味」とするよりは洋風の「サラダ味」としたほうがおしゃれでは?ということで「ソフトサラダ」と命名されたそう。
(参考)ソフトサラダせんべい ~サラダな理由~|Cheers!
ちょっとしたトリビア(古い?)として使えそうです!
■雪の宿サラダ
砂糖蜜のまぶし具合がほどよく、甘さとしょっぱさが絶妙なあんばいのロングセラーおせんべい。子供のころから食べていた、懐かしい味ですよね。
■黒豆せんべい
いろんなメーカーから販売されている黒豆が入ったおせんべい。
黒豆は、アントシアニンやイソフラボン、鉄分等が含まれていて、とても栄養のある食べ物です。お菓子を食べながら栄養分も補給できるなんて一石二鳥。
■ハッピーターン
昔は1種類しかなかったのですが、最近は新商品が続々登場しています。
パウダー増量250%を食べたときの衝撃は今も忘れられません。
ハッピーターンが開発された時は、第一次オイルショックの影響で日本中が不景気だったため、ハッピーがお客さんに戻って(ターン)くるように「ハッピーターン」と名付けられたそうです。
プロジェクトが炎上しそう!なプロマネにおすすめの一品です。
■歌舞伎揚げ
油が乗った、甘辛いおせんべい。小腹が空いた時にむさぼりたくなるお菓子のひとつですよね。
ちなみに、歌舞伎揚げは関東が主流で、関西には、「ぼんち揚げ」という似たお菓子があり、東西ネタで盛り上がれそう。
クッキー・ビスケット系のおすすめ
女子が特に好き分野ではないでしょうか。
おいしいだけでなく腹持ちがよいので、私は深夜残業が確定した夜中によく食べていました。甘いものを食べると、頭が冴えます。
■アルフォート
チョコレート部分に船の絵が描かれたビスケット。全粒粉ビスケットとチョコの組み合わせがとてもおいしいです。
最近ではファミリーパックもコンビニで売られていて、ばらまきお菓子として注目です。
■CHOICE(チョイス)
森永から発売されているバタークッキー。
黄色い箱が目印です。
濃厚バター味でとてもおいしく、アツアツのコーヒーがあれば最高!
1袋に2枚入っていて分厚いので、お得感があります。他にも、シリーズでいろんな味が発売されています。
■ビスコ
子供の顔が描かれたパッケージで、クリームがサンドされたビスケット。
乳酸菌が含まれていて、体に優しいビスケットなんです。
箱入りが主流でしたが、ミニパックも発売されていて気軽に買えます。
置き菓子サービスの「オフィスグリコ」でも人気。
番外
上記カテゴリにはおさまりませんでしたが、寒い夜には“缶コーヒー”、徹夜確定の日には“蒸気でホットアイマスク”、 なんだかテンションを上げてくれる“シュークリーム”なんかもおすすめ!
メンバーの気分を盛り上げて、プロジェクトを成功させよう!
▼プロジェクトが停滞気味のプロマネさん、こちらの記事も参考になりますよ!▼
PJ管理ツールRedmineに絶対入れておきたい現役PMのおすすめプラグイン6選【随時更新】
Redmine愛好家の皆さん、今日もプロジェクト管理してますか?
この記事では、現役のプロジェクトマネージャーである筆者が実際に導入しているオススメのRedmineプラグインをまとめていきます。
よいプラグインを見つけ次第、随時更新していく予定なので、Redmineを使用中の方、これから導入を検討している方はぜひお気に入り登録をして時々のぞいてみてください。
そもそもRedmineとは
この記事に関心を持つ方の大半がRedmineとは何かをご存知だとは思いますが、まだ知らない・詳しいことはわからないという方のために簡単に「Redmineとはなんぞや?」を説明した記事から引用します。
Redmineは無料で使えるプロジェクト管理ツールです。
タスク管理、進捗管理はもちろん、日々のコミュニケーションにも活用できます。
(中略)
元々はシステム開発の不具合修正を目的としたBTS(Bug Tracking System)だった のですが、どんどんバージョンアップされ、今ではプロジェクトのタスク全般を管理するITS(Issue Tracking System)へと進化したツールです。
Redmineでは、必要な作業を「チケット」という単位で登録し、各チケットのカテゴリや期限、ステータスを登録して、ガントチャートを表示したり進捗状況を把握したりできます。
カテゴリやステータスは組織やプロジェクトにあわせて自由にカスタマイズできるため、色々なシーンで活用できるとても汎用性の高いツールです。
Redmineについてもっと詳しく知りたい方には、引用元の下記の記事がオススメです。
Redmineの作成日、更新日などの相対表現表示を絶対表現になおす「redmine absolute dates」
https://github.com/suer/redmine_absolute_dates
チケットの作成日や更新日は「XX日前に追加」というように当日からの相対表現で表示されますが、どうもわかりにくいと思っている方も多いのではないでしょうか?
このプラグインは、この表記を「YYYY/MM/DDに追加」というように年月日の表示に直してくれます。
こちらのほうが絶対わかりやすいと僕は思うのですが、、、「XX日前」のほうがわかりやすい!っていう人もいるのでしょうか、、、謎。
チケットにチェックリストを追加することができる「Redmine Checklists plugin」
http://redminecrm.com/projects/checklist/pages/1
定型的な作業の場合、決まった手順に沿って作業を行いたいことがあります。
そんなとき、あらかじめ手順をチェックリストとして設定しておけば抜け漏れなく作業できます。
以下の紹介動画がとてもわかりやすいです。
無料版と、有料のPro版($49、$129)があり、Pro版はチェックリストをテンプレートとして保存して複数のチケットで共有できます。
$49は1サイトでのみ利用可能なライセンスで、$129は複数サイト(無制限)で利用可能なライセンスです。
※価格は2016年5月4日時点
クリップボードにコピーした画像をチケットやwikiにそのまま添付ファイルとして貼ることができる「clipboard_image_paste」
https://github.com/peclik/clipboard_image_paste
キャプチャを取る⇒必要な部分を切り取る⇒保存する⇒Redmineに添付という一連の流れを簡略化してくれるプラグインです。。
インストールするとチケットやwikiのファイル添付欄に「クリップボードから画像を追加」というリンクが表示されます。
それをクリックするだけでクリップボードの画像をRedmineに添付できるんです。
添付する際にはトリミング(矩形選択)もできるので、あらかじめ必要な部分を切り取る必要もありません。
便利!
工数入力を簡単にするプラグイン「WorkTime」
https://bitbucket.org/tkusukawa/redmine_work_time/downloads
Redmineで工数管理をしている組織は多いと思いますが、各チケットに対して稼働時間を記録していくのは面倒ではありませんか?
WorkTimeは工数入力の専用画面から複数チケットにまとめて工数を登録できるプラグインです。
チケットの「時間を記録」機能と連動しているため、集計はRedmineの基本機能で行えます。
ヘッダやフッタにお知らせを表示できる「redmine_banner」
https://github.com/akiko-pusu/redmine_banner
メンテナンスのお知らせ等、Redmineを使っている全ユーザーに周知したい情報がたまに発生します。
少人数であれば口頭での伝達や、Redmineのニュース機能を使えば事足りるかもしれませんが、人数が増えてくるとどうしても伝達漏れが発生します。
そんなときはこのプラグインを使って目立つ場所にお知らせを表示しておけば安心です。
CSV形式のタスクリストを一括でチケットとして取り込んでくれる「redmine_importer」
https://github.com/zh/redmine_importer/
チームメンバーが会議室に集まって、タスクの洗い出しをしたり、Redmineのチケットの状況確認をしてまとめて更新したりすることがあります。
そんなときにRedmine上でチケットを新しく作成したり、ひとつひとつ更新したりするのは画面遷移が煩わしくてたまりません。
Redmine_importerを使えば、CSV形式でチケットを登録・更新できるので、打ち合わせではエクセル等でガツガツ作成して後からまとめてRedmineに取り込めばストレスフリーです。
カスタムフィールドにも対応できます。
▼プロジェクト管理にお悩みのプロジェクトマネージャーにはこちらの記事もオススメです▼
非エンジニアにこそオススメしたいプロジェクト管理ツールRedmineの導入から運用まで
皆さんはどんなツールを使ってプロジェクト管理してますか?
僕は10年近くWeb業界、特にウェブサービスの開発プロジェクトに関わってきて、その多くでRedmineを利用してきました。
色んなプロジェクト管理ツールはあるし、それぞれ得意な場面は異なりますが、Redmineは比較的どんなプロジェクトでも活用しやすいんじゃないかと思っています。
そして、開発チームでRedmineを導入しているケースはかなり多いと思うのですが、僕は非開発チーム、あるいは非開発プロジェクトにこそRedmineを導入して生産性の向上が図れるんじゃないかと考えています。
(記事の最後にRedmineの導入手順書を公開していますのでよろしければご活用ください。)
そもそもRedmineってなに?おいしいの?
開発系の方でしたら当たり前すぎることかもしれませんが、開発系以外で はRedmineの名前は聞いたことはあるけど実際に使ったことはないという方が多いと思うので、簡単に概要をご紹介します。
Redmineは無料で使えるプロジェクト管理ツールです。
タスク管理、進捗管理はもちろん、日々のコミュニケーションにも活用できます。
(コミュニケーションにも使えますが、そこの部分はChatworkなどとの併用がオススメなのでそれについては後述します)
元々はシステム開発の不具合修正を目的としたBTS(Bug Tracking System)だった のですが、どんどんバージョンアップされ、今ではプロジェクトのタスク全般を管理するITS(Issue Tracking System)へと進化したツールです。
Redmineでは、必要な作業を「チケット」という単位で登録し、各チケットのカテゴリや期限、ステータスを登録して、ガントチャートを表示したり進捗状況を把握したりできます。
カテゴリやステータスは組織やプロジェクトにあわせて自由にカスタマイズできるため、色々なシーンで活用できるとても汎用性の高いツールです。
Redmineの設定の柔軟さが、非開発部門の業務に適用できる最大の理由
Redmineを上手に使うと、以下の3つが実現できます。
- 現状と予定が可視化される
- 業務プロセスが体系化される(ワークフローが設計できる)
- 作業履歴が残るため、担当者が変わった際のタスク移行や、あとからの振り返りがしやすい
これは開発部門に限らず、どんな組織にも求められるものではないでしょうか。
Redmineは設定が非常に柔軟にできて、また様々な拡張機能も提供されているため色々な状況に対応できます。
僕が知っている限りでも、Webサービスのカスタマーサポートや、編集部の原稿管理などで活用している例があります。
裏を返せば、自由にできる設定をうまく活かしきれないと無用の長物になってしまうということです。
以下を参考に、組織にあった設定を検討してみてください♪
Redmineを適切に設定するために、まずは構造を理解しよう
Redmineは以下のような構造になっています。
プロジェクト
┗サブプロジェクト
┗バージョン
┗親チケット
┗子チケット
┗トラッカー
┗カテゴリ
一つずつ見てみましょう。
プロジェクト
プロジェクトというのが、Redmineの中でもっとも大きな分類となるものです。
すべての作業は、あらかじめ作成されたプロジェクトの中で行われることになります。
サブプロジェクト
Redmineはプロジェクトを無制限に階層化できます。
複数のチームで動く大規模なプロジェクトでは、チームごとにサブプロジェクトを作成して進めるとよい場合があります。
バージョン
特定の期日までに完了させなければいけないタスクをまとめたものを「バージョン」として管理します。
ソフトウェア開発では特定の日にリリースするチケット一式を管理するために使いますが、「納品日」や「目標達成期日」などをバージョンとして、細かいタスクを管理する等の使い方ができます。
親チケット・子チケット
前述の通り、Redmineではタスクを「チケット」として登録して管理します。
プロジェクト>サブプロジェクトの仕組みと同じように、チケットも無制限に階層化することができます。
タスクを細分化して管理する際に便利なのですが、子チケットに連動して親チケットが自動で更新される仕様になっているため、その点を把握しておくことが必要です。
トラッカー
トラッカーはチケットを分類するもので、チケットは必ず1つのトラッカーに関連付けられます。
あとからトラッカー単位で作業を集計できるので、作業分類をトラッカーに設定すると管理しやすいです。
トラッカーごとにワークフローを設定できるので、承認フローを作りたいときに威力を発揮します。
カテゴリ
カテゴリはイメージが湧きやすいですね。
これもトラッカーと同様にチケットを分類するものですが、チケットに必ず関連づくものではなく、必要に応じて設定することができます。
Redmineを無用の産物にしないための運用ルールの作り方
Redmineを初めて導入するに当たっては、最低限の運用ルールを定める必要があります。
そうしないと、使われないか、カオスになるかのどちらかです。
導入時の運用ルールとしてオススメなのが以下の4つです。
- 作業はとにかくチケットに起票。起票されていないものはやらない
- 必ず、ボールを持っている人を担当者に設定する
- 完了基準を決める
- その他細かい設定は最初からしない
作業はとにかくチケットに起票。起票されていないものはやらない
Redmineにないタスクがあると、抜け漏れが発生したり、差し込みタスクが入ってきた際に優先度の判断を誤ったりする可能性があります。
Redmineから見えないタスクは作らないようにしましょう。
必ず、ボールを持っている人を担当者に設定する
ひとつのチケットに対して、複数の担当者が関わることがありますが、必ず「次に作業をする人」を担当者に設定するようにしましょう。
これを、チケットの主担当者を設定してずっと変更しないような運用は失敗の元です。
Remineは担当者でチケットを絞り込むことができるので、「次に作業をする人」が担当者に設定されていれば、作業者は「自分が担当者に設定されているチケットさえ見ていれば他のチケットは見る必要がない」という状態になります。
そうすれば、タスクの確認に余計な時間をとられたり、抜け漏れが発生したり、誰が何をすべきかわからない状態の放置タスクが生まれたりすることを防げます。
完了基準を決める
チケットがどのような状態になったら完了なのかを決めておきましょう。
責任者の確認をもって完了とするのか、作業者の判断で完了とするのか、チケット起票者の確認をもって完了とするのか等です。
これが決まっていないと、いつまでも消えない放置タスクが生まれたり、完全にタスクが終わっていないにも関わらず作業者の判断で完了にされてリストから消えてしまったりします。
その他細かい設定は最初からしない
Redmineは自由に色々な設定ができる分、つい組織に合わせた厳密なルールを設定してしまいがちです。
ですが、まずは全員がRedmineに慣れてもらう、親しんでもらうことが最優先。
デザインが無骨で馴染みにくいというRedmine最大の欠点も手伝って、最初の1ヶ月程度はなかなかツールに馴染めないメンバーも出てくるはずです。
そんなときに厳密で細かいルールがあると、面倒なだけで何も生み出さないツールに見えてしまい、結局元のやり方にもどってしまいます。
特に、ワークフローの設定を最初にしてはいけません。
もしワークフローを設定していたら、ただでさえ慣れていないメンバーが完全について来れなくなり、そっとブラウザを閉じてしまう状況に陥ることでしょう。
前述の3つのルールだけ決めて、あとは運用しながら設定を追加していくのがスムーズな導入の秘訣です。
コミュニケーションはChatworkやSkype等との併用がオススメ
各チケットは掲示板のようなインターフェースになっており、Redmine上でコミュニケーションをとることも可能です。
しかし冒頭でも書いた通り、コミュニケーションはChatworkやSkypeと併用するのがオススメです。
コミュニケーションもすべてRedmine上で取ろうとすると、余計なコメントで埋め尽くされ、あとから探したい情報が出てきたときに探しにくくなってしまうからです。
「少し話がそれますが、先ほどの打ち合わせの内容について確認です。」
のような会話が始まったらそのチケットはもう崩壊。
作業の中でそういったコミュニケーションが必要になるので、その場で書きたくなる気持ちはよくわかります。
しかし、チケットのコメントはあくまで作業履歴を残すために使い、その他のコミュニケーションは別のツールを併用するのがよいでしょう。
プロジェクトの粒度、チケットの粒度はどうする?
最低限の運用ルールを定めて導入が進んできたら、次に問題になるのがプロジェクトやチケットの粒度の問題 です。
大きすぎる粒度では管理が行き届かなくなりますし、細かすぎる粒度では手間がかかりすぎてしまって、効率化するために導入したRedmineの操作で工数が奪われてしまうという本末転倒な状態になってしまいます。
この点については、色々な人が色々な意見をもっているようで、組織によって最適な形があると思います。 ここではcoach4pmのお勧めスタイルを書いておきます。
プロジェクト=チーム
有期性のあるプロジェクトの場合は、そのプロジェクトをRedmine上の「プロジェクト」とすればよいのですが、自社サービス開発のような期限のないプロジェクト(それをプロジェクトと呼ぶかどうかはここでは置いておいて)の場合、プロジェクトの立て方に迷います。
プロジェクトを分けすぎるとチケットの起票に迷ったり、一覧で表示したいはずのものが分散してしまったりしますので、あまり細かくするのはNG。
そこでおすすめしたいのが、1チーム1プロジェクトでの管理です。
ひとつのチームをひとつのプロジェクトとして登録しておけば、現実世界とRedmineの世界がおおよそ一致することになり、適切なプロジェクト粒度で運用しやくなることが多いです。
タスク=確認者が確認する単位
この考え方はあまり言及している人がいないようなのですが、作業者の視点ではなく確認者の視点でチケットの粒度を考えると、自然に適切なチケット粒度になると考えています。
完了条件を明確にしようという内容を先ほど書きましたが、多くの場合は誰かが最終確認をすることでチケットが完了します。
確認者の確認単位でチケットを起票しておけば、完了条件とチケットの粒度が合致して上手に運用できます。
で、使い始めるにはどうしたらいいの・・・?
ここまで書いておいて、最後に期待を裏切るようで恐縮なのですが、Redmineはインストールの難易度が非エンジニアにとってはかなり高いです。
RedmineはRuby on railsという言語で作られており、Rubyが利用可能なサーバ上に構築する必要があります。
一度インストールしてしまえばあとのメンテナンスはそれほど手間ではないのですが、社内に1人もエンジニアがいないような組織の場合は自社で構築するのは難しいかもしれません。
それでも頑張って入れてみたい!
という方のために導入手順書を公開しておきますので、よろしければご活用ください。
Redmineインストール手順書(さくらVPS 標準OSの場合)
※今後のさらに役に立つ情報提供のために、簡単なアンケートにご協力いただけますと幸いです。なお以前アンケートにお答えいただいた方は、直接メールいただければお送りします。
ちなみに、ちょっと高いのでオススメかと言われると悩ましいところではあるのですが、MyRedmineというホスティングサービスもありますのでそういったサービスを検討するのもよいでしょう。
▼プロジェクト管理に課題を抱える非開発系プロジェクトマネージャーにはこちらの記事もオススメです▼
エンジニアを味方につける!文系ディレクターがエンジニアをマネジメントする際に注意したい4つのポイント
こんにちは、編集部のジェシカです♪
文系ディレクターのみなさん、理系思考のエンジニアと一緒に仕事をして「プロジェクトがうまくいかなかった」「怒らせてしまった」なんていう経験はありませんか?
“あくまでも”個人的な経験からですが、文系ディレクターとエンジニアの傾向を並べてみました。
【文系ディレクターってこんな人】
- ウェブマーケティングが好き
- 状況判断が得意
- 話すことが好き
- 論理的思考が苦手
- システム用語に拒絶反応が出る
- 協調性が大事
【エンジニアってこんな人】
- 研究や勉強が好き
- 新しい技術やサービスを調べるのが得意
- 集中力が高い
- 考えを言葉で表現することが苦手
- プライドが高い
- 個人主義
それぞれ、違う特性を持っていますよね。相反する特性を持った人が集まると、衝突することもしばしば。
私はバリバリの文系肌なので、新人のころはエンジニアと意思疎通がうまくできず、怒らせてしまったこともあります。
何度も怒られ、バカにされ、最後には怖くて質問もできない状態になり、プロジェクトもうまくいきませんでした(泣)
今回は、私のほろ苦い経験から体得した、エンジニアとスムーズに仕事をすすめるために注意したいポイントをご紹介します!
ポイント1 見積もりの丸投げをしない
よくわからないからといって「開発部分の見積もり作ってもらえるかな?」とエンジニアに見積もりを丸投げしたことはありませんか?
見積もりを作るためには、ある程度仕様を決めなくてはいけません。
つまり、見積もりを丸投げするということは、仕様も丸投げしていることになります。
仕様の作成は論理的思考が苦手な文系ディレクターにとっては難しい仕事です。
しかし、きちんと見積もりができる仕様を作成するスキルはディレクターにとって最低限必要なものです。苦手意識を持たず、自分でできるようになりましょう。
文系の人は、人と話すことが苦にならないし、知っている人に聞いたほうが早いという思考があるため、すぐ人に頼りがちです。
でも、わからない時はまず過去のプロジェクトを調べたり、Google先生に質問したりして仕様化の努力をすることが大切。
上記に記載したとおり、エンジニアは、調べものが好きです。
わからないことを調べもしないで質問すると「ggrks」と言われてしまいますよ。
(事前にGoogleで調べて、わからなかったら質問してねということです。)
仕様や見積もりを作ろうと努力している姿勢を見せることは、信頼関係を築くチャンスにもなります。
丸投げで頼り切る人より、自分でなんとかしようとがんばっている人の方が好まれるのは当然です。
また、見積もりを相談する時は、仕様の背景を説明して、何故その機能がほしいのか、詳細に伝えることも大切です。
エンジニア自身が不必要と思うものを作ることは、エンジニアのモチベーションを下げることになるからです。
ポイント2 不具合を怒らない、詰めない!
エンジニアはプライドの高い人が多く、詰めたり怒ったりすると逆切れされ、「もうやりません」と言われたりしちゃいます。
途中でプロジェクトを降りられたら大変なので、何とか切り抜けなくてはいけません。
でも、ミスはミス。不具合があれば直してもらう必要があります。
「何回不具合出すんだよー(泣)」といった状況でも怒りを顔に出さず、詰めることなく、優しく伝えましょう。 物は言いようです。
プロジェクトを円滑に回すために、注意の方法も工夫しましょう。怒りが爆発して、心に余裕がない!という人には、口を開く前に深呼吸することをおすすめします!
(例)「あれ、またここの画面がおかしくなっていますね。何ですかね〜?念のため見てもらってもいいですか?」
このセリフを伝えつつ、不具合の再現手順や動作環境も一緒に伝えられたらパーフェクト!
不具合の発生は環境に依存することも多いので、再現手順がわからないと、エンジニアは原因究明すらできません。
ところで、「不具合が出た」「バグじゃね?」というセリフ、エンジニアを苛立たせているって知っていましたか?
変な挙動が発生したからといって、必ずしも不具合とは限りません。
そもそも依頼した仕様に矛盾があったり、あるいはネットワークやブラウザが悪さをしていたりすることもあります。
原因がわからない状況で「不具合」「バグ」と言われたら、エンジニアが責められた気分になるのは想像できますよね。
ですから、原因が特定できていない場合にそういった表現を使うのは絶対にやめましょう。
ポイント3 正確な言葉で伝える
エンジニアは、論理的思考が強いので、会話の行間を読み取るのが苦手です。
それくらいわかるでしょ!とこちらが思っている暗黙の了解も、言葉の前後関係があやふやだと理解してもらえないことがあります。
ですから、「これくらいわかってくれるだろう」という気持ちを持ってはいけません。
ただでさえスケジュールどおりに進まなかったり、仕様変更が頻繁にあったりして認識がズレてしまうのがプロジェクトというもの。
エンジニアの認識がずれると、完成した時に要望と違う・・・という悲劇が待ち受けています。
言葉の意味や状況は正確に、細部まで伝える意識を持ちましょう。
プロジェクト内で使用する用語を統一するのもおすすめです。
内容を理解できていなさそうな人がいる場合は、個別で話す、チャットで共有するなど、密にコミュニケーションをとり、認識のずれを無くすように努めましょう。
ポイント4 ミーティングではクッション役に徹する
エンジニアは、白黒はっきりさせようとする思いが強く、相手にやわらかく伝えることが苦手です。
それゆえ、クライアントとの会議で、言葉が足りず相手を怒らせてしまうケースもしばしば。
社内メンバーだけの会議であれば、「あの人は仕方がない」とやり過ごしてもらえますが、対クライアントの場合はそうはいきません。
ディレクターが発言のフォローを積極的に行うようにしましょう。
エンジニア自身、説明ベタであることを認識していたりするので、フォローに入ってもらえると助かるはずです。
普段、こちらのわがままに付き合ってもらっている分、ディレクターが得意なコミュニケーション分野で能力を発揮し、相互補完し合える関係を築けたら強いチームになれますよね。
さいごに
開発プロジェクトでは、エンジニアの協力は不可欠です。
エンジニアにはコミュニケーションが不得意な人が多く、第一印象で「難しいタイプの人」と思うかもしれませんが、実はいい人ばかり。
よい関係を築くまでに一波乱あるかもしれませんが、想像力を持って粘り強く付き合い、好かれるディレクターになってプロジェクトを成功へ導きましょう。
また、文系ディレクターにとって、システムは難しくとっつきにくい印象があると思いますが、『スティーブ・ジョブズ I』(講談社発行)の中に、こんな記述があります。
「僕は子どものころ、自分は文系だと思っていたのに、エレクトロニクスが好きになってしまった。その後、『文系と理系の交差点に立てる人こそ大きな価値がある』と、僕のヒーローのひとり、ポラロイド社のエドウィン・ランドが語った話を読んで、そういう人間になろうと思ったんだ」
文系だからと諦めず、少しでもシステムに興味を持って勉強することも大切です。
ある程度のシステムを把握できるようになると、エンジニアからの信頼も厚くなり、プロジェクトを進めやすくなりますよ!
▼人に好かれるには?とお悩みのディレクターにおすすめの記事です。▼
要求・要件定義が100倍捗る「戦略的質問法」!依頼者の意図を正しく理解するためのコミュニケーションの技術
どの組織にも、依頼内容がざっくりしていたり、依頼の背景を説明してくれなかったりして要求を正確に捉えるのが難しい依頼者がいます。
そういう人からの依頼を、要件がハッキリしないままこちらの推測で進めれば手戻り必須。
可能な限り初期の段階で要件を具体化して最短経路で依頼を満たしたいものです。
そのために必要となるのが「戦略的質問」と呼ばれる方法論です。
戦略的質問とは、コーチングの世界で使われるコミュニケーションの手法
戦略的質問とは、目標達成を支援するコミュニケーションの体系である「コーチング」の世界で使われる方法論です。
聞きたいことを思いついたものから聞いていくのではなく、目的を持った流れに沿って質問をしていくことで、より確実に真のニーズを引き出すことができます。
質問の流れは時と場合によって変わりますが、以下のような流れがその一例です。
目次
1.セットアップ:気持ちよくコミュニケーションがとれる準備をする
1-1.依頼をかなえる意思があることと、情報が足りないことを伝える
例文
お任せください!進めるにあたって情報が足りないのでいくつか質問させていただいてもいいですか?
戦略的質問は、相手が既にもっている答えを聞くだけでなく、新たに頭を使って考えてもらう必要があるため、相手に大きな負荷がかかります。
ですから、質問を始める前に、相手がきちんと考えてくれるようにお膳立てをしなければ、会話が噛み合わないどころか、相手をいら立たせてしまい聞けるものも聞けなくなってしまいます。
このお膳立てのことをコーチングではセットアップと言います。
まずは依頼者のニーズを満たそうとする意思があることと、それにあたってもっと情報が必要なことを伝えましょう。
なんだかんだ理由をつけて断るために質問をしているのではなく、依頼者のニーズを満たすために質問をしているということをきちんと認識してもらうのです。
2.依頼の背景を確認する
2-1.事実と意見を整理する
例文
・どういうことがあったからそう感じたんですか?
・正確には、それはどういうことですか?
セットアップができたら、いよいよ具体的な質問に入ります。
要求がハッキリしない依頼者は、自分自身でも考えが整理されていない状態で依頼をしていることも多いため、一緒に考えを整理するつもりで話を進めましょう。
そのためにはまず、事実と意見を区別して認識してもらうことから始めます。
事実と意見が混同された状態で考えると、事実でないことを元に結論が形成されてしまい、間違った結論になってしまうからです。
プロジェクトがスタートしたあとに間違っていたことに気づくと、大きな手戻りが発生してしまうこともあるため、正しい事実に基づいた判断をしてもらえるよう注意しましょう。
そのためには、依頼者の考えが生まれた原因を聞いたり、「正確には」という枕詞で質問をすることで明確な根拠を引き出したりすることが有効です。
事実と意見の分解は、コミュニケーションではとても重要なポイント。
こちらの記事でもそのことについて言及していますのでお時間がある方は読んでみてください。
プロジェクトマネージャーのためのアサーティブ・コミュニケーション
2-2.価値観を確認する
例文
・どういう状態になったら目的が達成したと言えますか?
・コストを1.5倍にすることでスケジュールが3割短縮できるとしたら、コストかけますか?
事実と意見が分解できたら、次に価値観を確認します。
その人がどんなことを重視しているのか、どんな判断基準をもっているのかを知ることは、要求を明確にする手がかりになります。
相手の価値観を認識していないと、つい自分の価値観で物事を捉えてしまいますが、それでは依頼者のニーズを満たす要件を導き出すことはできません。
売上を上げる、コストを削減する、メンバーのストレスを減らす、チームの評価を上げる、残業を減らす、社内でのプレゼンスを上げるなど、依頼の元となる価値観は様々なので、相手がどのような視点でものごとを考えているのかを知りましょう。
目的が達成されたときに、依頼者自身や社内の空気、あるいは社会全体がどのような状態になっているのかというイメージを聞いてみることで、依頼の裏にある本質的な価値観を引き出すことができます。
コストやスケジュールの制約条件のうち、何を最も重視するのかも確認しておくとスムーズです。
その際、「コストと品質とスケジュールどれが最も重要ですか?」のような質問の仕方では、「全部重要に決まってるじゃん!」という答えしか返ってきません。
また、仮に「コストが重要です」という答えが返ってきたとしても、あとから「でもスケジュールは○○までに、これはマストです!」などと言われかねません。
ですから例文のように具体的な事象を仮定して、どの程度であればどういう意思決定をするのか問いかけることで、現実の価値観を確認することができます。
2-3.全体像を描く
例文
・勉強不足で申し訳ないのですが、全体的なイメージがわかないので教えていただいてもいいですか?
価値観が確認できたら、次は俯瞰的な視点で全体像を描くための質問をします。
依頼が依頼者の独りよがりになっていると、周囲との関係の中で結果がうまく出せずに、最終的に依頼者のニーズが満たせないことが多いためです。
依頼者の真のニーズを満たすために、依頼者が置かれている環境や外部の利害関係者の視点も加えて全体を俯瞰してみましょう。
全体像を俯瞰して整理するためには、SIPOCやビジネスモデルキャンバスなどのフレームワークが便利であり有効です。
ここではそういったフレームワークについての詳しい説明はしませんが、機会があれば事例を踏まえて書いてみたいと思っています。
特にSIPOCについては、弊社ビジネスコーチの倉田が、ソニー株式会社を始め多くのクライアント企業の戦略構築支援で活用しており精通しています。
SIPOCを利用して戦略構築、業務プロセス改善研修なども実施しておりますので、ご興味のある方がいらっしゃいましたらお気軽にご連絡ください。
coach4pm@riso-labo.com
3.依頼内容を明確にする
話を元に戻します。
ここまでは、依頼背景を確認する質問でした。
ここからようやく、依頼内容を少しずつ明確にしていくための質問が始まります。
3-1.イメージを膨らませる
例文
・最初におっしゃられていた「○○○○」という依頼は、最終的な目的にどうつながりますか?
・最終的な目的を達成するために例えば「○○○○」というような選択肢もありそうですが他にもいくつか選択肢は考えられないでしょうか?
明確な依頼とは、目的を達成するための数ある選択肢からもっとも良いと考えられる1つを選び出した状態です。
ですから、まずは目的を達成したときのイメージを膨らませながら、色々な選択肢を作りましょう。
大きな視点で物事を捉えてイメージを膨らませる場合に適した質問の方法が、オープン・クエスチョンです。
オープン・クエスチョンとは、YES or Noで答えらえる質問ではなく、相手に自由に考えて答えてもらう質問を言います。
「AとBではどちらがいいですか?」という質問ではなく「他には選択肢はなさそうですか?」というような質問の仕方です。
オープン・クエスチョンは、相手が自ら考えて答えを探していく過程で、新たな気づきがあったり、より問題に対する理解が深まったりする効果があるため、これまで気づいていなかった様々な選択肢に気づくことができようになります。
3-2.依頼内容を具体化する
例文
・それでは、この作業で満たすべき要件は○○○○と○○○○ということで間違いありませんか?
・それでしたら、こういうプロセスで作業を進めようと思いますがよろしいですか?
そして最後は、選択肢の中からやるべき作業を決定し、作業内容を明確にする質問です。
成果物と依頼者の期待がズレないように、可能な限り具体的に(できれば仕様レベルで)話を詰めましょう。
今後の作業予定や、依頼者側の確認フローなど、プロセスも確認しておけばその後の流れがスムーズになります。
いやいや、こんな長々と質問なんてさせてもらえないよ
そう思ったあなた、正解です!笑
これほどしっかりと質疑応答ができることは、現場ではなかなか少ないかもしれません。
きちんとセットアップしたとしても、長々と質問をしているうちに忙しい依頼者はだんだんイラ立ってくることもよくあります。
相手をいら立たせないような会話力や、多少のプレッシャーは気にしないスルー力など、戦略的質問を成功させるためには色々な要因があり、トレーニングと慣れが必要です。
ですから、最初はとにかくこれだけ言えれば合格。
「お任せください!進めるにあたって情報が足りないのでいくつか質問させていただいてもいいですか?」
要求が明確でないと思ったら、これだけでも即座に言いましょう。
相手に情報が足りないことを認識してもらうところさえできれば、あとは自然に話が進んでいきます。
重要なのは、「答えてもらうのが当たり前」という態度で臨むのではなく、「忙しいのに時間をとって考えてくれてありがとう」という気持ちで質問をすること。
また、一方的に質問するのではなく、「疑問を共有する」気持ちでコミュニケーションをとってみることが重要です。
相手の言葉を否定したり、自分がもっている答えに誘導してしまったりせずに、常に笑顔で質問をし続ければ、相手もきっと真摯に対応してくれます。
そして要件は明確になり、しっかりと合意も形成できているので、スムーズにプロジェクトを完遂することができます。
回答はきちんと議事録に残して、お互いに責任をもとう
最後に、話した内容はきちんと議事録に残して確認してもらうことを忘れないよう注意してください。
記録に残すことで、「そんなことを言った覚えはない」といったちゃぶ台返しや、言った言わないの水掛け論になることを防げます。
とはいえ、どれだけ依頼内容を明確にしたとしても、状況により判断は変わるものです。
議事録に残っているからと変更をかたくなに拒むのは建設的な態度とはいえないでしょう。
プロジェクト開始時の要求に忠実な成果物が納品できたとしても、それがすでに役に立たない状況になっていたら何の意味もありません。
依頼内容が後から変わりそうなときは、それによってスコープ、タイム、コストがどのように変化するのかを説明した上で判断を仰ぎ、双方で合意をする必要があります。
そのように進めれば、変更に伴うリソースの追加や納期変更といった要望も理解されやすくなるでしょう。
おわりに
突然依頼があったときにもあわてないように、日ごろから自分なりの質問の流れをイメージトレーニングしておきましょう!
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男と女は違うんだ!男性マネージャーが女性メンバーをマネジメントするときに気をつけたい4つのポイント
編集部のジェシカです♪
男性マネージャー諸君、女性のマネジメントをおろそかにしていませんか。
人の性格は個人差があるので一概に男女で仕切りをつけるのはよくありませんが、なんとなく「女性ってこうだよね」という傾向は感じている人もいるのでは?
男性が多いWeb業界で、女性は強がりながらがんばっています。
女性の特徴をつかんでプロジェクトを成功に導きましょう。
(女性っぽい男性へのアプローチにも有効かもしれませんよ!)
男性と女性の脳は違う
少し前になりますが、2000年にベストセラーになった「話を聞かない男、地図が読めない女」という本をご存じですか?
脳には、「男性脳」と「女性脳」があり、物事の考え方、見方が異なるという研究を元に、これまでみんなが思っていた疑問を実際の行動パターンに沿ってわかりやすく解説している本です。
具体的にどう違うか「話を聞かない男、地図が読めない女(主婦の友社発行)」より一部抜粋でご紹介します。
たとえば男の脳をスキャンで見ると、脳のなかで方向を感じ取る部分が光って見える。つまり方向をあれこれ探ったり、見当をつける作業が好きだということだ。女のほうは、発話領域が画像にはっきり現れる―女は話すことが得意で苦にならないので、(以下省略)
この本のタイトルとなっているポイントが説明されている箇所ですが、この部分だけを見ても、女性と男性の働きがかなり異なっていることがわかります。
つまり、同じ職場やプロジェクトにいる女性を男性と同じように扱っているといつか悲劇が起こるかもしれないのです。
気をつけたいポイント1 話を聞こう
上記の通り、女性は話すことが好きな傾向があります。
レストランやカフェで、女性たちがとめどなく、長時間おしゃべりを続けている光景を目にしたことはありませんか?
ストレスがあると「話したい」という欲求が高まり、話が止まらなくなります。
女性メンバーがストレス負荷の高い仕事を抱えている場合は、コミュニケーションをとって心にたまった思いを聞いてあげましょう。
仕事中にコミュニケーションの時間を取るのが難しい場合は、ランチに誘ったり、移動時間に話を聞いてあげたりしましょう。
「聞く」ことが大事なので、自分の話を延々と語らないようにしてくださいね。
気をつけたいポイント2 関係性を大切にしよう
女性は大昔から、夫がいない間、家庭や子供を守る役割を果たしてきました。
家庭や子供を守るためには、ご近所との関係性、つまり人間関係が重要になります。
これが起因して女性には人間関係を大切にする性質が備わっています。
そのため、上司や同僚が大声を出したり、汚い言葉を使って罵倒し出したりすると、関係性が壊れたと判断して萎縮してしまうのです。
男性は女性に比べて表情のパターンが少なく、声が低いので少し大きな声を出すだけでも威圧感があります。
男性マネージャーが女性メンバーに注意や警告をする時は、これまでの関係性を壊さないように、言い回しや声のトーンに気を配りましょう。
気をつけたいポイント3 発言の機会を与える
男性が多いWeb業界だと、大きな会議で女性が1人ということもあるのではないでしょうか。
女性の立場で考えてみると、周りにいる人がすべて男性というだけで発言しにくかったりします。
会話が、威圧感のある低い声で、男性のテンポで進んでいくからです。
「男性のテンポ?何それ?」と思った人は、逆の立場を想像してみてください。
会議の参加者が、自分以外はすべて女性というシチュエーションです。
どうですか?女性に圧倒されずに、自由に発言できるでしょうか?
Facebook初の女性役員となったシェリル・サンドバーグが、著書の「LEAN IN(リーン・イン)」(日本経済新聞社発行)にある、「同じテーブルに着く」という章で以下のような記述をしています。
男性の同僚の意見が聞き流されることはないが、私の意見のときに無視されたり、相手にされなかったりする。それでもくじけず、手を挙げつづけなければならない。隅っこに座らないで、テーブルに着かなければならない。
高学歴で一流のキャリアを持った女性も、男性の中に混じって発言することは大変なことのようです。
平社員の女性であれば、なおさらですよね。
ですから、女性に発言する機会を作ることも男性マネージャーの大切な仕事なのです。
シェリル・サンドバーグがTEDで、男性と女性の違いをわかりやすく説明している動画を以下に紹介します。
男性マネージャーはぜひ参考にしてみてください。
女性マネジメントのポイント4 セクハラは絶対やめてー!
男性の中には、飲み会での上司のセクハラなんて仕方ないことだと思っている人がいます。 (これにはかなり驚きましたが)男性が多い職場だとこの傾向に陥りがちです。
下ネタの連発や不必要なボディタッチなどは明らかにNGですが、以下の内容も人によってはセクハラと受け止めます。
- 上席の隣に女性ばかりを座らせ、お酌や料理の取り分けをさせる行為
- 胸や脚など容姿に関する話題
- 「今までに彼氏は何人いたの?」「まだ結婚しないの?」「子供を欲しくないの?」などプライベートに踏み込みすぎる質問
セクハラを受けた人は、翌日からモチベーション高く仕事ができるでしょうか。
「あの人は普段口に出さないが、こういうふうに私を見ている」と思いながら仕事をしなければいけないし、次の飲み会にも行きたくないと思うでしょう。
実際、飲み会の場で、雰囲気を乱さないようにセクハラ発言を笑顔でかわしている女性たちも、陰で怒りを爆発させていたりします。
気の知れた同僚であれば問題ないかもしれませんが、セクハラの受け取り方は人によって違いますので、発言や行動を慎むようにするのがベターです。
気分よく働ける環境づくりをぜひ意識してください。
女性のライフステージに合わせた配慮も今後は必要
人口減少に伴う労働力不足を解消する手段のひとつとして、政府も女性の活躍を促進しようと制度を作り始めています。
つい先日「保育園落ちた、日本死ね」というブログ記事が話題を呼びましたが、「女性が働きづらい環境がある」という意味で、同じような課題を抱えている組織は少なくないかと思います。
この筆者のような育児中の女性でも、気持ちよく働き続けられる工夫や制度がさらに求められていくのは間違いありません。
男性マネージャーが男性と女性の考え方の違いを理解することは、女性に余計なストレスをかけない環境づくりに大いに役立つでしょう。
とはいえ、男性であろうが女性であろうが相手を尊重したコミュニケーションが必要であることは共通です。
▼相手の気持ちを考えることの重要性については、こちらの記事がとても参考になったのでご紹介します
プロマネ・ディレクターのみなさん、一緒にロープレ(ロールプレイング)しませんか?
大小の差はあれ、プロジェクトに問題はつきもの。社内や身近な人に相談できないあなた、ロープレで解消しませんか。
場所は都内主要駅(渋谷、新宿、池袋等)で行うことが多いです。
私もロープレしてみたい!という方がいましたら、開催する際にご連絡させていただきます。
場所の実費のみ割り勘させていただきますが、それ以外に費用はかかりませんのでご興味のある方がいましたら是非お気軽にご連絡ください^^
coach4pm@riso-labo.com(担当:千歳)
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