男と女は違うんだ!男性マネージャーが女性メンバーをマネジメントするときに気をつけたい4つのポイント
編集部のジェシカです♪
男性マネージャー諸君、女性のマネジメントをおろそかにしていませんか。
人の性格は個人差があるので一概に男女で仕切りをつけるのはよくありませんが、なんとなく「女性ってこうだよね」という傾向は感じている人もいるのでは?
男性が多いWeb業界で、女性は強がりながらがんばっています。
女性の特徴をつかんでプロジェクトを成功に導きましょう。
(女性っぽい男性へのアプローチにも有効かもしれませんよ!)
男性と女性の脳は違う
少し前になりますが、2000年にベストセラーになった「話を聞かない男、地図が読めない女」という本をご存じですか?
脳には、「男性脳」と「女性脳」があり、物事の考え方、見方が異なるという研究を元に、これまでみんなが思っていた疑問を実際の行動パターンに沿ってわかりやすく解説している本です。
具体的にどう違うか「話を聞かない男、地図が読めない女(主婦の友社発行)」より一部抜粋でご紹介します。
たとえば男の脳をスキャンで見ると、脳のなかで方向を感じ取る部分が光って見える。つまり方向をあれこれ探ったり、見当をつける作業が好きだということだ。女のほうは、発話領域が画像にはっきり現れる―女は話すことが得意で苦にならないので、(以下省略)
この本のタイトルとなっているポイントが説明されている箇所ですが、この部分だけを見ても、女性と男性の働きがかなり異なっていることがわかります。
つまり、同じ職場やプロジェクトにいる女性を男性と同じように扱っているといつか悲劇が起こるかもしれないのです。
気をつけたいポイント1 話を聞こう
上記の通り、女性は話すことが好きな傾向があります。
レストランやカフェで、女性たちがとめどなく、長時間おしゃべりを続けている光景を目にしたことはありませんか?
ストレスがあると「話したい」という欲求が高まり、話が止まらなくなります。
女性メンバーがストレス負荷の高い仕事を抱えている場合は、コミュニケーションをとって心にたまった思いを聞いてあげましょう。
仕事中にコミュニケーションの時間を取るのが難しい場合は、ランチに誘ったり、移動時間に話を聞いてあげたりしましょう。
「聞く」ことが大事なので、自分の話を延々と語らないようにしてくださいね。
気をつけたいポイント2 関係性を大切にしよう
女性は大昔から、夫がいない間、家庭や子供を守る役割を果たしてきました。
家庭や子供を守るためには、ご近所との関係性、つまり人間関係が重要になります。
これが起因して女性には人間関係を大切にする性質が備わっています。
そのため、上司や同僚が大声を出したり、汚い言葉を使って罵倒し出したりすると、関係性が壊れたと判断して萎縮してしまうのです。
男性は女性に比べて表情のパターンが少なく、声が低いので少し大きな声を出すだけでも威圧感があります。
男性マネージャーが女性メンバーに注意や警告をする時は、これまでの関係性を壊さないように、言い回しや声のトーンに気を配りましょう。
気をつけたいポイント3 発言の機会を与える
男性が多いWeb業界だと、大きな会議で女性が1人ということもあるのではないでしょうか。
女性の立場で考えてみると、周りにいる人がすべて男性というだけで発言しにくかったりします。
会話が、威圧感のある低い声で、男性のテンポで進んでいくからです。
「男性のテンポ?何それ?」と思った人は、逆の立場を想像してみてください。
会議の参加者が、自分以外はすべて女性というシチュエーションです。
どうですか?女性に圧倒されずに、自由に発言できるでしょうか?
Facebook初の女性役員となったシェリル・サンドバーグが、著書の「LEAN IN(リーン・イン)」(日本経済新聞社発行)にある、「同じテーブルに着く」という章で以下のような記述をしています。
男性の同僚の意見が聞き流されることはないが、私の意見のときに無視されたり、相手にされなかったりする。それでもくじけず、手を挙げつづけなければならない。隅っこに座らないで、テーブルに着かなければならない。
高学歴で一流のキャリアを持った女性も、男性の中に混じって発言することは大変なことのようです。
平社員の女性であれば、なおさらですよね。
ですから、女性に発言する機会を作ることも男性マネージャーの大切な仕事なのです。
シェリル・サンドバーグがTEDで、男性と女性の違いをわかりやすく説明している動画を以下に紹介します。
男性マネージャーはぜひ参考にしてみてください。
女性マネジメントのポイント4 セクハラは絶対やめてー!
男性の中には、飲み会での上司のセクハラなんて仕方ないことだと思っている人がいます。 (これにはかなり驚きましたが)男性が多い職場だとこの傾向に陥りがちです。
下ネタの連発や不必要なボディタッチなどは明らかにNGですが、以下の内容も人によってはセクハラと受け止めます。
- 上席の隣に女性ばかりを座らせ、お酌や料理の取り分けをさせる行為
- 胸や脚など容姿に関する話題
- 「今までに彼氏は何人いたの?」「まだ結婚しないの?」「子供を欲しくないの?」などプライベートに踏み込みすぎる質問
セクハラを受けた人は、翌日からモチベーション高く仕事ができるでしょうか。
「あの人は普段口に出さないが、こういうふうに私を見ている」と思いながら仕事をしなければいけないし、次の飲み会にも行きたくないと思うでしょう。
実際、飲み会の場で、雰囲気を乱さないようにセクハラ発言を笑顔でかわしている女性たちも、陰で怒りを爆発させていたりします。
気の知れた同僚であれば問題ないかもしれませんが、セクハラの受け取り方は人によって違いますので、発言や行動を慎むようにするのがベターです。
気分よく働ける環境づくりをぜひ意識してください。
女性のライフステージに合わせた配慮も今後は必要
人口減少に伴う労働力不足を解消する手段のひとつとして、政府も女性の活躍を促進しようと制度を作り始めています。
つい先日「保育園落ちた、日本死ね」というブログ記事が話題を呼びましたが、「女性が働きづらい環境がある」という意味で、同じような課題を抱えている組織は少なくないかと思います。
この筆者のような育児中の女性でも、気持ちよく働き続けられる工夫や制度がさらに求められていくのは間違いありません。
男性マネージャーが男性と女性の考え方の違いを理解することは、女性に余計なストレスをかけない環境づくりに大いに役立つでしょう。
とはいえ、男性であろうが女性であろうが相手を尊重したコミュニケーションが必要であることは共通です。
▼相手の気持ちを考えることの重要性については、こちらの記事がとても参考になったのでご紹介します
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